秋の高山祭2027:10月9日・10日の日程、屋台、宵祭、駐車場と宿

文 Takayama Gifu 編集部 · 更新 · 15 分で読めます

秋の高山祭、人垣の上にそびえる白い房と屋根の上の黒い亀の飾りの赤と金の屋台

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秋の高山祭(八幡祭)は、曜日にかかわらず毎年10月9日・10日に行われます。2027年は土曜日と日曜日。日程は櫻山八幡宮の例祭として昭和43年(1968年)に定められたもので、発表を待つ必要はありません。週末開催の年は町の小さな旅館も特急ひだも例年より早く埋まるので、最初に押さえるのは宿です。本ページの時刻は飛騨高山観光協会が公開した2026年のプログラムに基づくもので、高山祭は毎年ほぼ同じ時間割で行われます。2027年のプログラムは2027年秋に発表され、確定次第このページとイベントカレンダーを更新します。

2027年の秋の高山祭 早見表

日程 2027年10月9日(土)・10日(日)。毎年10月9日・10日固定
神社 櫻山八幡宮(高山市桜町178)。旧高山城下町北半分の氏神
屋台 11台。表参道に曳き揃え、布袋台は境内でからくり奉納
からくり奉納 9日 12:00と14:00、10日 11:00と13:00、各20分ほど(2026年の時刻)
御神幸 9日 13:20〜15:30、10日 8:30〜12:00と13:30〜16:00(2026年の時刻)
屋台曳き廻し 9日のみ 13:30〜15:30、4台(2026年の時刻)
宵祭 9日のみ 18:00〜21:30ごろ(2026年の時刻)
料金 無料。チケットなし
雨天 各行事は縮小または中止、順延なし。からくり奉納は桜山日光館で
高山祭案内本部 祭当日2日間のみの専用回線。2026年は0577-34-1153で、番号は毎年変わります

北半分の氏神の祭

「高山祭」は二つの例祭の総称です。春の高山祭は旧城下町南半分の氏神、日枝神社の山王祭で4月14日・15日。秋は北半分の氏神、櫻山八幡宮の八幡祭です。屋台も巡行ルートも別で、春との違いは三つ。屋台が町中に散らばらず表参道に一列に並ぶこと、9日午後に4台が町を曳き廻されること(春にはない行事です)、そして御神幸が御旅所での一泊を挟む1泊2日の旅であることです。

観光協会は祭の起源を飛騨を治めた金森氏の時代(1585年〜1692年)、屋台の起こりを1718年ごろとしています。八幡祭の屋台11台は山王祭の12台とともに1960年に国の重要有形民俗文化財、屋台行事は1979年に重要無形民俗文化財に指定され、2016年には高山祭の屋台行事が全国32件の祭りとともに「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。高山市全体の見どころは飛騨高山観光ガイドにまとめています。

10月9日の時間割

以下は2026年のプログラムで、公式の行事案内では各時刻に「頃」が付きます。2027年もほぼ同じと見てよく、変わる可能性があるのは天候(後述)だけです。

  • 9:00〜17:00ごろ 屋台曳き揃え。 屋台が屋台蔵から出て櫻山八幡宮の表参道に並び、布袋台は境内に据えられます。柵の前まで寄って一台ずつじっくり見られます。2026年は行神台が修理中のため公開は10台のみでした。2027年に戻るかどうかは2027年のプログラムで確認を。
  • 12:00〜12:20ごろ からくり奉納1回目。 境内で布袋台が奉納します。境内は広くなく、秋の高山祭のからくりはこの一台だけなので、正午のかなり前に。
  • 13:20〜15:30ごろ 御神幸。 御神輿を中心に獅子舞、闘鶏楽、雅楽、裃姿の警固など総勢数百名の祭行列が八幡宮を出発し、北半分の氏子町内を練り歩いて御旅所へ。神様はここで一泊します。
  • 13:30〜15:30ごろ 屋台曳き廻し。 神楽台・鳳凰台を含む4台が表参道を出発し、八幡宮の北側、大新町の通りを一巡します。観光協会が「秋の高山祭だけの行事」と呼ぶもので、昼間に屋台が動くところを見られる唯一の機会です。
  • 14:00〜14:20ごろ からくり奉納2回目。 同じく境内で。
  • 18:00〜21:30ごろ 宵祭。 下の章で詳しく。

御神幸の行列、灰色の裃と菅笠姿の警固が狭い通りを進む

2013年10月10日、御神幸の警固。写真:Sjaak Kempe(オランダ・フローニンゲン)、CC BY 2.0、ウィキメディア・コモンズより。

10月10日

2日目は神様の帰り道です。御神幸は8:30〜12:00ごろに再び出発し(大新町五丁目の通過は9:30ごろ)、13:30に御旅所を出て安川通りを戻ります。2026年の行事案内では安川通り沿いの通過時刻が13:40、14:30、15:10、15:40ごろで、表参道着は16:00ごろ。屋台曳き揃えは9:00〜16:00ごろ、からくり奉納は11:00と13:00、夕刻に各屋台が屋台蔵へ曳き別れます。宵祭がないので、9日には難しい日帰りが10日なら成り立ちます。2027年は10日が日曜、9日が土曜。両日とも混雑、9日は夜まで混雑を見込んでください。

御神幸の行列、緑に橙の火炎模様の衣装の獅子舞

2013年10月10日、御神幸の獅子舞。写真:Sjaak Kempe(オランダ・フローニンゲン)、CC BY 2.0、ウィキメディア・コモンズより。

秋の高山祭の屋台11台と布袋台のからくり

八幡祭の屋台は、神楽台、布袋台、金鳳台、大八台、鳩峯車、神馬台、仙人台、行神台、宝珠台、豊明台、鳳凰台の11台。観光協会の2026年リーフレットは各台の見どころをこう挙げています。神楽台は大太鼓と金の鳳凰、大八台は黒塗り金具付きの御所車、鳩峯車は四方の豪華な綴錦、神馬台は上段の白馬と烏帽子姿の白丁人形、仙人台は棟の両端の極彩色の剣巻竜、宝珠台は棟飾りの雌雄の大亀、豊明台は切妻破風の屋根の大鳳凰と獅子・牡丹の彫刻、鳳凰台は名工谷口与鹿と弟子・浅井一之による「谷越獅子」の彫刻。冒頭の写真は人垣の中に立つ屋台の一台で、白い房と金の屋根飾りが見えます。

奉納するのは布袋台です。「六段崩し」の曲に合わせ、男女2人の唐子が5本の綾(ブランコ)を順に回転しながら飛びつたい、布袋和尚の肩と手に乗ると、布袋の左手の軍配から「和光同塵」と書いた幟が現れます。36本の糸を8人の綱方が屋台の中から操り、外からは見えません。1回約20分、両日とも1日2回、場所は境内。秋の高山祭のからくりはこれがすべてなので、4回のどれかに合わせて一日を組み立ててください。

宵祭のルート

9日の夕方、屋台は表参道からそれぞれの屋台蔵へ戻り、約百個の提灯を付けます。18:00、神楽台を先頭に全屋台(通常年は11台、2026年は10台)が夜の町並みを巡行し始めます。2026年のルートは大新町から下二之町を下り、安川通りを通って下一之町を上るもので、安川通りでは19:00から「頭出し」で屋台が並び、20:10ごろに「曳き出し」で再び動き出します。見るならこの時間に安川通りへ。21:30ごろまでに各屋台は曳き別れ歌「高い山」を歌いながら屋台蔵へ帰ります。ルート上の通りは18:00〜22:00が車両通行止めです。祭のなかで唯一、日が暮れてから高山にいる必要がある行事で、2027年は土曜の夜。早めに町なかの宿を取るのが現実的な計画です。

境内の高山祭屋台会館

祭の2日間以外、秋の屋台は境内の高山祭屋台会館にあります。11台のうち4台を展示し、年3回入れ替えます。併設の桜山日光館には、大正時代に33人の技術者が15年かけて製作した日光東照宮の10分の1模型があり、雨で境内でのからくり奉納ができないときの会場でもあります。日本語版Wikipediaによれば年中無休、9:00〜17:00(12月〜2月は16:30まで)、大人1,000円で二館共通。最新の開館時間は八幡宮の公式サイトで確認してください。高山祭案内本部は桜山日光館下の駐車場付近に設けられます。

アクセスと秋の高山祭の駐車場

電車・バスで。 名古屋から特急ひだで約2時間20〜30分。東京・大阪・京都・金沢・松本からの高速バスは駅隣のバスセンター着。各ルートの運賃と使えるきっぷはアクセスのページに。10月の祭前後の列車は早く埋まるので、発売開始と同時に指定席を。櫻山八幡宮は駅から古い町並を抜けて宮川沿いに北へ、徒歩20分ほどです。祭の期間中、平湯・新穂高方面の濃飛バスは古い町並の停留所を通らずバスセンター発着になります(2026年は10月9日〜12日。市内の移動ページ参照)。コインロッカーと手荷物配送は荷物のページへ。

車で。 八幡宮と表参道周辺の道路は両日6:30から車両通行止め(2026年は9日が22:00まで、10日が17:00まで)、宵祭のルートは9日18:00〜22:00が通行止めです。2026年の観光協会の案内は次のとおりでした。

  • 匠ヶ丘の無料臨時駐車場(匠ヶ丘町221付近)。9日 8:30〜21:00、10日 8:30〜16:00。高山市民文化会館との間を無料シャトルバスが15〜20分間隔で運行、乗車15〜20分、運行時間は9日 9:00〜21:00、10日 9:00〜16:00。
  • 有料の臨時駐車場(旧高山警察署跡)普通車1,000円(通常の駐車場が満車になった場合のみ開設)、ほか市営駐車場9か所(昼30分150円、夜1時間50円)。
  • 観光バスは眞光本部のバス専用臨時駐車場、大型3,000円、マイクロ2,000円。同じ無料シャトルで文化会館へ。高山別院駐車場は2時間3,000円。

高山市民文化会館は町の西側、宮川を挟んで八幡宮の反対側にあります。駐車から1回目のからくり奉納までは時間に余裕を。

宿はいつ、どこに取るか

市の統計が理由を示しています。2025年10月の高山市の外国人宿泊者数は112,775人で年間最多、4月の107,423人を上回り、秋の高山祭はその月初にあります。2027年のような土日開催では国内の週末客も重なります。古い町並と北側の町内の旅館は小規模で、最初に埋まります。今のうちに、2027年のプログラムが出たら調整できるようキャンセル条件の緩い予約を。エリア別の選び方は宿泊ガイドに。空室検索はアゴダで高山の宿を探すかBooking.comで高山の宿を探すから。

市内が満室なら、飛騨古川は特急ひだで1駅、濃飛バスなら30〜35分(380円)。下呂温泉も同じ高山本線の南側です。どちらからでも朝の曳き揃えに間に合い、宵祭のあとの最終列車はアクセスのページで確認できます。

雨が降ったら

プログラムには毎年同じ一文が載ります。天候により各行事は縮小または中止となり、別日に延期することはありません。秋には春にない強みが一つあります。からくり奉納には桜山日光館という屋根のある会場があり、境内で奉納できない日も人形は動きます。入場無料なので払い戻しの心配はありませんが、1日ではなく2日間を見ておく理由がもうひとつ増えます。

自宅で見る

観光協会は祭をYouTubeチャンネルでライブ配信しており、2026年のページにそのリンクがあります。現地の代わりにはなりませんが、2027年を決める前に布袋台のからくりを見ておく、あるいは雨で宵祭が流れたときに様子を知るには十分です。

旅の手配

  1. 宿。 アゴダかBooking.comで2027年10月9日〜10日を、ほかの何よりも先に。週末開催です。
  2. 周遊きっぷ(訪日外国人向け)。 海外から来る同行者がいるなら、名古屋・金沢・富山・京都・大阪からの移動に高山・北陸エリア周遊きっぷ(5日間19,800円)が特急ひだと白川郷行きバスをカバーします。Klookで購入。短期滞在の外国人旅行者専用で、日本在住者は購入できません。計算はアクセスのページに。
  3. 前後の日程。 10月上旬は奥飛騨の紅葉が始まる時期でもあります。高山発のツアーはツアー一覧に。春と迷うなら春の高山祭のページと見比べてください。

よくある質問

秋の高山祭の日程は毎年同じですか。 はい。櫻山八幡宮の例祭として1968年から毎年10月9日・10日です。2027年は土曜日と日曜日。

1日しか取れないならどちらの日ですか。 9日。屋台曳き廻し、からくり奉納2回、宵祭があります。10日は御神幸の還御とからくり奉納2回で、夕方に終わります。

お金はかかりますか。 かかりません。チケット、観覧席、指定エリアはありません。境内の高山祭屋台会館は有料ですが、これは博物館であって祭ではありません。

からくり奉納はどこで見られますか。 櫻山八幡宮の境内、布袋台で1日2回。雨天時は表参道脇の桜山日光館の中で。

春と秋、どちらがいいですか。 春は屋台12台、からくり3台。秋は屋台11台、からくりは最も精巧な一台、そして春にはない昼間の屋台曳き廻し。どちらも無料でユネスコ登録。市の統計では外国人は10月のほうが多くなります。

名古屋から日帰りできますか。 10日なら可能です。9日は宵祭が21:30ごろまで続くので、そのあとは高山、飛騨古川、下呂のいずれかに宿が必要です。

出典

2026年11月4日確認。

  • 飛騨高山観光公式サイト「秋の高山祭(八幡祭)」(「毎年10月9日、10日に開催」「昭和43年にこの日程に定められました」、金森氏時代の起源、1718年ごろの屋台、11台の屋台、布袋台のからくり:「六段崩し」・唐子2体・綾5本・「和光同塵」の幟・36条の糸を8人で操る、神楽台・鳳凰台を含む4台の曳き廻し、神楽台を先頭に18:00から始まる宵祭と約百個の提灯、1泊2日の御神幸、文化財とユネスコ登録):hidatakayama.or.jp。「2026年秋の高山祭」(2026年プログラム:曳き揃え・からくり奉納・御神幸・宵祭の時刻とルート、「行神台修理中のため屋台は10台のみ」、雨天の規定「各行事は縮小または中止となります。その場合、別日に延期することはありません。からくり奉納は桜山日光館にて行います。」、駐車場と料金・時間、シャトルバス、桜山日光館下駐車場付近の案内本部0577-34-1153、YouTube配信):hidatakayama.or.jp。2026年行事案内・交通規制マップPDF(屋台曳き廻し13:30〜15:30、安川通りの頭出し19:00と曳き出し20:10、10日の通過時刻、交通規制の時間、シャトルバスの時間):hidatakayama.or.jp (PDF)。2026年版リーフレット(布袋台は境内、他の10台は表参道、曳き別れ歌「高い山」、各屋台の見どころ、祭当日の専用回線が毎年変わること):hidatakayama.or.jp (PDF)
  • 高山市「令和7年 高山市外国人観光客宿泊統計」(2025年10月・4月の外国人宿泊者数):city.takayama.lg.jp (PDF)
  • 日本語版Wikipedia「櫻山八幡宮」(住所、座標)、「高山祭屋台会館」(11台中4台を展示・年3回入替、日光東照宮の模型、開館時間と入館料):ja.wikipedia.org、ja.wikipedia.org
  • 列車・バス・運賃と祭期間中のバスの迂回は当サイトのアクセスと市内の移動で確認した値
  • 地図座標:櫻山八幡宮は日本語版Wikipedia、桜山日光館と下二之町はOpenStreetMap、匠ケ丘町は国土地理院の住所検索、高山市民文化会館は日本語版Wikipedia

写真

ヒーロー写真:2013年10月10日、秋の高山祭、古い町並の人垣に立つ屋台。写真:Sjaak Kempe(オランダ・フローニンゲン)、CC BY 2.0、ウィキメディア・コモンズより。本文の写真は各画像の下にクレジットを記載。